今年の稲は水受難、シカ受難です。
水が少ないので昼間に枯れてしまうことがあります。畦をきちんと塗らないからだと、近所の方からは言われます。確かにきちんと畦を塗った地主様の田圃は水が抜けていません。う~ん。
それに加えて、シカが田んぼに入り夜中に歩き回って、つまみ食いしてます。ご覧のとおり縦横無尽に歩いてます。
足跡を追うと、見事にシカ柵を乗り越えていました。シカ柵を張りなおすために周りの藪や小枝を切ったので、逆に歩きやすくなったようです。
(千々輪)
久保の田んぼの畦にシカの足跡があったので、嫌な予感がしたいたのですが、今日確認したところ中を歩き回り、何本かの稲を食べていました。
写真のちょうどハサミで切ったような跡がシカが食べた証拠です。
踏み倒されたいたものもありました。
足跡からすると、小型の若いシカと思われます。
香西さんに時間を作ってもらって罠をしかけてもらいましょ。
(千々輪
畑に重機を使って穴を掘りました。この土地はもともと田んぼとして整備されたものですが、10年ほど放棄されていたのを3年前に私が借りました。
麦、豆と作付し、土地の山側と谷側で実りが異なることが分かりましたので、矢野智徳氏(http://morimorinogakkou.jimdo.com)の考えを取り入れ、水と空気の通り道を作ることにしました。
この作業を冬の間にしようしようと思いながら、ようやく今日重機を借りて空気と水の通り道となる溝掘りをしました。ユンボはペーパードライバーなので3時間ほど動かして感覚が戻りました。
予定の半分くらいしかできませんでしたが、後は手掘りでなんとかします。
(千々輪)
畑に鹿の足跡が・・・隣の畑にも・・・
我が家の大根とキャベツがかじられていました。
昨日鹿よけネットを一つ向こうの耕作放棄地に新たに張っておいたのですが、支柱ごと倒されて所々網に大穴が空いていました。きっとひっかかって歯でかみちぎったのでしょう。野生の力は強い。(千々輪)
週末の道志村は荒れていました。
強風が吹き荒れ、雨が降り、わさび田の取水パイプが外れてしまう事態となりました…
水もとを直し、わさび田を見てみるとこんな感じに。。。
大根は雪が降ったこともあり、まだ畑に残っていました。このままだとしみるし、暖かくなれば腐ってしまうので、たくあんづくりをしました。師走に一度つけたので、今回が二回目。
まずは大根を軒下で干しています。
知る人ぞ知る百姓屋敷わら(岡山県)のたくあんを食べてから、ぜひこの味を自宅で再現したいと思い、レシピを見ながらつけたのですが、昨年は干しすぎて失敗しました。今年こそ成功させたいと思っています。
写真の下に映っている大きいのが三浦大根、上の細いのが練馬大根です。一昨年も三浦大根を作ったのですが、ここまで大きくなりませんでした。すこしずつ畑の状態が良くなっていると思っています。まだまだ売り物のように形が良いものにはなりませんが。(千々輪)
毎年二月に味噌を仕込んでいます。今年も本日行いました。
今年は自家製大豆100%で作りました。とはいえ、その大豆の乾燥、収穫、選別をすべて手作業で、時間をやりくりして行ったので、全部やりきるのに年を越してしまいました。
昨年は大豆、小豆の作付面積を増やしたのですが、結果は散々でした。
<収穫量>
小豆:1.7㎏ 【作付面積:約40㎡】
大豆:3.0㎏ 【作付面積:約100㎡】
収穫量とほぼ同じ量の豆が写真のようにがかびていたり、水分を含んでいて芽が出かけたまましわくちゃになったりしました。ダメな大豆は節分の時に撒きました。
<失敗の原因>
昨年10月末、畑ではぜてしまう前に刈り取り、そのまま畑で逆さにし、小さな束にして乾燥させておいた。しかし、それから雨続きで、このままではいけないと取り込んで軒先に山にしていた。
結果、脱穀したら写真のようになっていた。刈らずに晴れの日が続くまでそのままにしておいた方が良かった。
つくづく、農業はスピードとタイミングそして決断力だと思いました。(千々輪)
有機クレソンの栽培農家さんから、とある生協の消費者・生産者が行っている農作物及び畜産物の自主監査報告会と農法研究会へのお誘いがあり参加してきました。場所は有楽町。
監査報告会は6つの地域で行われそれぞれ発表がありましたが、今後の課題として、後継者と作業者などの労働力確保の問題はどこも共通していたと思います。山梨からは私が見学に行ったブドウ農家さんの発表がありました。
農法研究会は作物の栽培に関する農法研究ではなく、TPPの影響について講演やパネルディスカッションでした。TPPの対応として農業の大規模化があるものの、必ずしもそれが「強い農業」に結びつかないこともあるという先の明るい話もありました。
私はふだん食べないので分からない豚肉や肉牛の生産者現場の方の生の声を聴き見聞を広げることができました。
ところで、有楽町駅前でLUSHの店がありました。
クレソン農家さんがここにもクレソンを納品しているというので、帰りに立ち寄りました。日本名「髪様」というヘアートリートメントに使われています。成分表示の「オランダカラシエキス」というのがそうです。
LUSHについて知らなかったのですが、英国の自然派化粧品の会社で、動物実験を行った原材料を使わない、パーマカルチャーの畑で採れた原材料を使う、プラスチックボトルを使わないシャンプーバーの開発など、時流に先んじた取組みをしている会社でした。
(千々輪)
先週近所の人が白菜を家の前にネコ(一輪車)で運んできては並べていた。
「畑の白菜がカラスにやられたので、すべて収穫してきたよ。千々輪さんも気を付けた方がいいよ」
という。
うちは大丈夫と思っていたら、土曜日にキャベツの葉っぱが散乱していた。三列作ったキャベツのうち一列はほぼ全滅。
きっとタヌキかなにか小動物と思い残りの二列にトンネルをして不織布を張っておいたが、破られていた。よく見ると大根も土から出ているものが数本やられていた。
キャベツには不織布を三重にして張り、今朝見たらなんともなかったのでホッとしてたら、昼には不織布がズタズタにやられていた。これは小動物ではなく、カラスに違いない。証拠にフンがある。
穴あきのビニールシートがあったので、一列はそれを張り黄色いスズメ除けの紐を張った。
どうなるか。
(千々輪)
<写真> 【左】裂かれた不織布 【右】ビニールシートに黄色い紐
お世話になっている(株)横浜ビールさんと横浜市内の飲食店経営者の皆様がわさび田の整備作業にいらっしゃいました!!
来年の春の植付けを見据えて、長年泥が溜まったわさび田をきれいにしていきます!
作業前の様子がこちら↓↓
恐れていた事態になりました…
今年4月に植えたわさび田にシカが侵入し、わさびの葉が全て食べられてしまいました。。。
人間の予想を裏切り、まんまとやられてしまいました。
悔しい!!!
今年からクレソン栽培を約100㎡の耕作放棄地を借り受けて行っていましたが、大して収穫もできないまま寒くなり、元気がなくなってきました。1月に草刈り、4月に開墾、6月から苗を入れ、水管理や除草は大変だったのに、早くも越冬の準備をしなければならなくなりました。
昨日は水の入り口付近にたまった砂や石、枯葉の除去、パースライトをどうかけるか考えていたのですが、よく見たところ、大半のクレソンが「黄色輪紋病(おうしょくりんもんびょう)」という病気にかかっていました。このままでは広がるので程度の悪いものを根からとって田圃の外に捨てました。左の写真が病気になったものです。なお、防除薬剤はないのだそうです。あっても使わないのですが。(千々輪)
大型特殊車両に分類される時速15㎞以上でる農耕車は運転免許が必要です。
機械に疎く、管理機を壊しそうになった経験もあり、最近農的な仕事に比重を置きはしめたこと、道志村で農業をされている方の中には村外に大きな圃場をもっている方もおり、当然そこでは農耕車を使っている姿を見て、いずれは運転をきちんと学びたいと思っていました。
北杜市の農業大学校で運転免許講習会があり、申し込んだところ10人程度の狭い枠なのですが、今回受講できることとなりました。そして本日無事免許を取得できました。写真は練習コースから見た八ヶ岳と富士山です。
ところで、北杜市は山梨県内でも多くの移住者を集めており、新規就農されている方も多いようです。一例ですが、一人の地主から7反、8反といった大きな面積を借り農業を行っている30代の方もいました。道志村でそんな広い面積の農地を一人の地主から借りることなど考えられません。また日照時間も長い、傾斜が緩い(ので機械が入れやすい)、水も豊富という好条件に恵まれています。ただし、新規就農者の中で5年、6年と続けられる人は少なく、「10人来たら8人は借金踏み倒して都会に戻っている」という噂も聞きます。なかなか「農」を「業」にするのは難しいようです。
(千々輪)
道志の新しい芋焼酎ブランド用に植えつけたサツマイモの収穫を手伝ってきました。中嶌くんは5日から7日まで3日間だったので、7日は朝からお疲れ気味。ちなみに、私は7日だけの手伝いでした。
7日は村内4か所の畑に行き掘ってきたのですが、最後に行った中嶌くんの畑からは大きいのが出てくる出てくる。タバコと比較した写真はその中でもっとも大きかったものです。
周りの人からは「来年はイモ農家だな」「師匠と呼ばせてください」等ひやかされていました。
もともと田圃だったので水はけが悪い畑なのですが、サツマイモ用に高畝にしたのが成功の一因だったようです。
ともあれ、3日間で掘り出した芋は加工用にある一定の大きさのものだけ選別され、夕方に笹一酒造まで運ばれました。12月末には芋焼酎となって戻ってくる予定です。
(千々輪)
以前から水源地道志村と横浜市のつながりからご縁があった株式会社横浜ビールさんとわさびの植付けをおこないました!
今年から開墾をはじめたわさび田の一枚を横浜ビールさんがオーナーとなり、わさびを栽培していきます。
横浜ビールの社員さんや横浜で飲食店を経営されている方々にもお越しいただき、にぎやかな作業となりました!
水稲栽培の一年目は何せ初めてなのでまじめに水見やら除草も朝早く起きてやっていたのですが、夏野菜に比べれば稲は実をつけることが分かったので適当にやっていました。
その放任のせいでしょうか・・・枯れてしまっている穂がよく見ると所々に見られ、次第に増えてきました。天候不順だったせいなのか。何度も水を流しっぱなしで入れすぎて水温が低かったのか。収穫について不安になってきました。昨年は黒米と合わせ30㎏の収穫があったのですが、今年は下回るかもしれません。
品種は「天高く」がほとんどですが、一部自分で育苗した道志の「ひとめぼれ」と思われるものも植えました。「ひとめぼれ」の方が背が高いです。下右の写真の左側が「天高く」です。
そろそろ水を切ります。
(千々輪)
農業の勉強で笛吹市に行きました。ブドウ、モモ、スモモが有名で、全国でも屈指の果樹地帯です。
山梨に来てブドウやモモが身近になったと感じていたところ、パルシステム山梨の現地確認会に参加の機会を得ました。
この日は1984年4月に有機農業に関心を持つ農家の方々で結成した「御坂うまいもの会」の方々の圃場、作業場等の見学させて頂きました。会員8名で勉強し、露地栽培の農薬、化学肥料の使用回数を慣行農法の半分にして栽培しています。味、色、形とも素晴らしい山梨の果樹は農家の方々の汗の結晶なのだと知ることができました。
写真はブドウ「巨峰」の畑で農家の方の話を聞いているところです。これから「甲斐路」の出荷が始まるとか。この日は出荷日にも関わらず対応して頂きました。ありがとうございました。(千々輪)
道志産わさびを【横浜ビールレストラン 驛の食卓】(横浜市中区) にてメニューに使っていただけることになりました!!!
株式会社横浜ビール様とのご縁によりこのような運びとなりました。
ありがとうございます。
今日は横浜ビールの皆様が道志のわさび田を見学しにいらっしゃいました!
無農薬、無肥料の野菜作り二年目、小松菜やナスやピーマン、ミニトマトなどの野菜たちにカメムシやテントウムシがつき、まったく昨年と変わらない状況です。特にミニトマトにはおびただしい数のテントウムシが毎日ついてます。
苗の成長が遅い、定植してもなかなか大きくならないうちに虫にやられてしまいます。試しにホームセンターで購入した苗も同じです。昨年は野菜農家の方から頂いた苗ですら同じ状況でした。
なぜなのか?
まだ答えを見いだせていませんが、元気が良い虫たちに対して、夏野菜たちは元気がない。シャキッとしてないんです。
(千々輪)
道志村では小さい畑でも自給をはじめとした野菜づくりをしている方がたくさんいます。
その畑のほとんどで見かけるのが『マルチ』と呼ばれる黒いビニールです。
このマルチことマルチフィルムは農業資材のひとつです。
マルチは黒い色のために地温を高め、水分を保ち、雑草の繁茂を抑制するといった効果があります。
透明のマルチや黒色以外のマルチもあり、栽培する野菜によって使い分けています。
言ってしまえば単なる黒ビニールなんですが、張るのがけっこう大変。。。
おじいちゃんおばあちゃんはひょこっとマルチを張ってしまうのですが、なかなかまっすぐにきれいなマルチ張りはマネできません…
「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんの「自然栽培」を学び、実践している「木村式自然栽培勉強会@山梨」の農家の方々の勉強会に参加しました。
木村氏の右腕である熊田氏をお迎えして北杜市の田んぼと畑をそれぞれ二つ訪れ、現場で学ぶことができました。自分の貧弱な畑のことを考えながら、どうすればよいかヒントをもらうことができました。
それにしてもいずれの畑と田圃も作物が良く実っていました。さすがプロ。そしてみなさん若くて、そういう方々が北杜市に集まっているのだなと感じました。
八ヶ岳の麓で水量も豊富で、土地も空も広く農業に適している。なにより道志村と違い不動産の流動性もある他、このような先進的な挑戦をしている人たちがいることが移住者が多い理由だと思いました。
農作物のあまりの不出来に悩んだ昨年度、本年度も夏野菜は同じく失敗しています。
我流で農作物を作ってきた私ですが、ノウハウはもとよりもっと作物のことを観察しなければと思いました。
(千々輪)
今年も家族+香西さんで田植えをしました。小さい田んぼなので手植えでしました。
今年の銘柄は「天高く」。ご厚意他の方から分けていただきました。折衷苗代で自分で育苗した苗が上手くいかず、十分な量が確保できませんでした。
とはいえ、育苗をあきらめたわけではなく、今月中旬にはその苗も使って田植えをしようと思っています。
まずは一枚田んぼの田植えが終わったので、一安心です。(千々輪)
新年度になりました!
道志村にやってきてちょうど2年。
背筋を伸ばすような気持ちで今年度も取り組んでいきたいと思います!
さて、いよいよわさびの植え付けをする日がやってきました!!
今回用意したわさび苗は約2000本!
今年からわさび栽培をはじめます!
これまで道志でわさびをつくっている育成会の方々のところで作業をしたり、となり町都留のわさび園に見学へ行ったりしました!
いよいよ自分で植え付けるわさび田が決まり、植えるための準備にとりかかりました!
そのわさび田がこちら↓↓
このわさび田、その昔につくられたそうですが、しばらく使われていないままとなっていました。
造りはとても立派で、そうそうつくれるようなものではありません。
わさび田は貴重な資源だと思いました。
村内を葉脈のように流れる沢の数々ではその昔、わさび栽培が盛んにおこなわれていたそうです。
水質が自慢の道志の水で育ったわさびの質も高く、人気があったそうです。
しかし、時代の流れとともにわさびの栽培も絶えてしまいました…。
今日はクリスマス!
街ではクリスマスソングが流れ、きれいなイルミネーションが気持ちをわくわくさせる、そんな夜でしょう!!
・・・道志村は今日も星がすっごくきれいなほどに暗いです…笑
そんな12月の寒さのなか、冬の農作業「麦踏み」をしました!
麦踏みとは名前の通り、麦を踏んづけることです。
かわいそうな気もしますが、踏むことで霜柱を防止して根張りをよくし、麦の治癒力によってより丈夫な麦へと成長するのです!
丈夫に育てるため、あえて踏んであげる。
愛のムチですね 笑
道志産の本わさびです!
横浜市の水源地である道志村は「水源地」と名乗るだけあってきれいな水が豊富です!
村内には水道を引いているお宅もありますが、沢の清水や井戸水だけでも充分なくらい水に恵まれています。
そんな水源地の磨かれた水で育つわさびを見にいきました!
今後わさびを水のPRを兼ねた商品としてもっと売り出したい!と思い、今回はそのご相談です。
今年6月の田植えから早5ヶ月弱。
いよいよ稲刈りの時期がやってきました!
道志村のなかでもかなり最後に近い稲刈り・・・
周りの田んぼの方からは「いつ刈るだぁ?」としょっちゅう聞かれていました 笑
この日は雲ひとつない秋晴れ!
がんばって育てた田んぼ2枚、34アールを半日かけて刈っていきます〜!
6月に植えた稲の収穫を行いました。村の収穫では遅いほうです。香西さんが助けに来てくれました。彼女の力を借りても半日かかりました。機械で刈るのとは違い、鎌でサクサクと音をたてて刈ってくのは心地よかったです。
これから乾燥、脱穀、籾摺りと、新米を頂くまでにはまだ手間がかかりますが、まずはひと段落。(千々輪)
【写真】
左:いたずらばっかりの息子。走り回ったり、稲をふんずけたり、ご覧のように香西さんに抱き付いたり。・・・いつか戦力になってね。
右:私よりもほだがけを見てください。ほだがけの上に張るシートをきれいにできず。みなさんどうやってきれいに張っているのでしょう。
今日と昨日は芋掘りを行いました。道志の清流と土壌が育んだ芋で焼酎を作る新しい村の試みのお手伝いです。
手掘りりで丁寧に掘り、重さによって選別しました。私は今日の午後から参加したのですが、思いの他暑かったので汗だくでした。
2日間フル参加した中嶌くんは疲れ気味。カメラを向けてもご覧のようにいつもの笑顔でのポーズは決まらず・・・。お疲れ様でした。
(千々輪)
収穫した小麦は適当な石臼がみつからないまま、保管していました。
かつては村内のどの家にもあった石臼ですが、いまでは漬物石になっていたり庭石になっていたりしています。
集落内で程度の良い石臼を貸してもらえたのですが、上側しかなく、かつ目立てをしなければいけないものでした。
結局、写真のような手動式製粉機を自費で購入しました。
(活動費では備品類は購入できないため)
方法は、この製粉機で製粉し60メッシュの篩にかけ、フスマと粉に分けます。これを3回繰り返します。250gの全粒粉を取るまで1時間半くらいかかりました。
ところが、製粉して作ったスコーンがどうにもジャリジャリ感があり、食べられず。唐箕がけと篩がけをして保管したのですが、小麦と同じ重さや大きさの砂利が取り除けていなかったのです。
来週、使う量だけ洗って再度砂利をこまめに取り除き、乾かした上で再度製粉します。
こんな手間をかけるのであれば、やっぱり買った方が安いということになりますよね。
(千々輪)
昨年八月から活動を始めた私にとって、春野菜は初めてでしたが、あまりの出来の悪さに悩みました。これでは協力隊が終わったら「くいっぱぐれ」です。
そこで野菜を育てる土壌そのものを知るため、地温をデジタル測定器で地温を測定してみました。
100㎝掘り下げて10㎝毎に測定してみたのですが、地表から10㎝:26°、20㎝:24°、30㎝25°、40㎝24°、50㎝:24°、60㎝~100㎝:23°となりました。地上から20㎝のところで固い層があり、ここで地温がその上より2℃も低くなっていることが分かりました。
もともとこの畑は田圃だったことからこのような固い層があるのです。土の中をいじくるのは良くないと思うのですが、この層の一部を壊し、水はけをよくすることで野菜作りに適した畑にできるのではないかと思っています。
PHも測定してみたところ、6.5と出ましたので、ほとんどの野菜作りに適した酸性度だと思います。
(千々輪)
秋のような涼しい日が続いている道志村です。
昨年と同じく、今年も大豆を栽培しております!
7月の種まきから1か月半ほどたった大豆の様子をご紹介します!
こちらは7月上旬の様子。
にょきにょき芽が出てきました!
鳥に食べられないかヒヤヒヤしました(・・;)
草地と化していた大栗の畑を耕し、いんげん豆とあずき、おくら、モロヘイヤの種を植えました。活躍したのはホンダの家庭菜園用耕運機、ピアンタ。今回ある雑誌の取材のために借りたものです。
畝立てのオプションもあり、燃料は家庭用ガスボンベなのでセットも簡単。大栗の畑(約40㎡)ぐらいならちょうどよいサイズでした。右の写真は仕事を終えて水浴びしたビアンタくんです。(千々輪)
台風でぬれた麦たちも昨日の太陽ですっかり乾いたので麦の脱穀を行いました。
大家さんの家にあった足踏み脱穀機を義父が修理してくれたので使ってみました。
十分使えましたのですべての麦を脱穀することができました。初めてのことでしたが前段取りと後片づけを含め3時間で終わりました。非電化製品で構造が単純な昔の道具は長持ちしますね。昔の日本人の知恵に改めて感心させられました。来週は唐箕がけをします。(千々輪)
今夏から村内に3反ほどの田んぼをお借りして米づくりをおこなっています!
つくるお米は解剖学者である養老孟司さんに名付けていただいた「どうし米」です!
特有の種籾、栽培方法でつくられるもので、ブランド化を視野に入れたものとなっています。
(写真はサンプル品です)
さかのぼること6月初め。
田んぼの作業に追われていました^^;
道志村での米づくりは初めての連続です。
20日、千々輪さんの借りている、久保の田んぼの田植えをお手伝いしました。国道沿いに小さな田んぼが2枚。草地になっていたところを、千々輪さんがいちから耕耘し、あぜをつくり、水見をして、苗も籾から育てました。植えたのは、あきたこまちと、黒米です。田植えは1時間ほどで終了。おおきくなるのが楽しみです。
久保分校近くには木いちごが実をつけていました。(香西)
なかじまです!
今年、新たな畑を借り受けて大豆栽培をすることにしました!
広さはおおよそ1反。
しばらく使われていない農地です。
草を刈らなきゃなぁ〜と思っていながら6月を迎えました。
すると畑は一面草だらけに・・・(・・;)
草は大きいもので胸までありました。
恐るべし草の成長!!
まずは遊休地解消の第一歩、草刈りをしました!
刈払機や自走式草刈機を最大限活用してここまできれいになりました!
劇的ビフォーアフター!!
タラの芽畑を始めるに当たり先日新たにお借りした耕作放棄地の草刈をしました。
今日は隣のタラの芽畑から根を掘り、直径1㎝くらいの根を15㎝ほどに切って畝を作って植えました。
畝づくりはスコップでクズの根を掘り起こしながらの作業で、今日は時間もないためとりあえず一列作ってみました。
来年1mほどに育っていなければ失敗だそうです。夏は雑草に負けないよう手入れをしてあげないといけません。
来年の春に自分で育てたタラの芽の天ぷらを食べるのが楽しみです。(千々輪)
協力隊2年目を迎えた中嶌です!
今年は2年目、勝負の年だと思っています!
今年度もよろしくお願いいたします!
さて、道志村に来て「醤油をつくりたい!」という想いを持ち続けていた中嶌ですが、いよいよその想いが現実のものとなる日がやってきました!!
昨年度の1年間、村のあちこちで「醤油〜醤油〜」と言い続けた甲斐がありました(笑)
地域の方も「それじゃあ一緒に醤油つくるか〜」と協力してくださり、この日を迎えることができました!ありがとうございます。
まず、醤油づくりのおおまかな流れをご紹介します。
①小麦を炒って粗挽きにする
[醤油の香ばしさや小麦のデンプンが酵素の作用を受けやすくするためのおこなう]
↓↓
②煮た大豆と挽いた小麦、種麹をよく混ぜ合わせる
[麹菌が大豆や小麦のタンパク質、糖質を旨味に変えていく]
↓↓
③穴蔵(麹室)に②の材料を入れて3日3晩温度管理をする
[麹菌の過ごしやすい環境を整え、麹菌の繁殖を促す]
↓↓
④食塩、水を足して醤油の素“もろみ”が完成!
[ここから1~2年間攪拌(世話)をする]
↓↓
⑤もろみを搾って醤油の出来上がり となります!!
今回は①の麦炒り(注) をおこないました!!
大栗にある畑の様子です。
小麦は植えるのが11月中旬と遅かったので芽が出ないと思いましたが、雪が解け暖かくなると芽が出てきました。ただ成長が雑草との競争で負けそうです。
今日は雑草取りとジャガイモ(メークイン)を植えました。ジャガイモは2列作り千鳥型に植えたのと普通に植えたのと二通り試してみました。
小麦を播いてから約140日。
厳しい道志村の冬と、前代未聞の2月の大雪を乗り越えられたのか!?
小麦畑を見に行きました!
すると・・・・・
・・・・ん??
小麦はどこか行っちゃったの・・・??
【写真上段】 野原の麦畑の1月21日の現状です。真ん中は本日2回目の麦踏をした跡です。
【写真下段】 そら豆のコンパニオンプランツとして撒いた麦です。
========
1回目の麦踏は12月30日に半分、1月7日に半分実施済みでしたが、成長が悪い部分は麦踏をした長靴の裏に霜で浮き上がった麦が根っこごとついできてしまったりしました。
コンパニオンプランツの麦は麦畑から1週間以上後に撒いたにもかかわらず成長が良いです。不織布の中にあり霜に当たりにくいこともありますが、やはり日当たりと土の乾燥の度合いにより成長に差が出たのだと考えます。
(千々輪)
しょうゆの中嶌くんからもらった大豆がおいしかったので、収穫にもれた大豆達を畑からひろわせてもらい、自宅の圧力鍋で煮ました。
左から、茶大豆、鞍掛(くらかけ)大豆、白大豆、赤大豆、借金なし大豆。我家では昨夜はカレーに、今朝はスープに入れて食べました。鞍掛大豆は海苔の味がするそうですが、まとめて煮て食べているせいか味の違いがわかりませんでした。しばらく豆料理が楽しめそうです。
私、なかじまは只今小麦を育てています!
以前、麦まきが終えたことをご紹介してから早1か月。
その後の麦はというと・・・・・無事発芽していました!!
今はこんな育ち具合です!
写真でお分かりいただけると思いますが、麦がきれいに列をつくって生えています!
冬の枯れた景色に濃いみどり色が際立って見えます。
今後、冬に食べ物が少なくなってくる野生のシカさんたちからこの麦を守っていきます(^^)/
これまで何度かに渡って、道志村での大豆栽培の様子をご紹介してきました!
6月の種まきから約5か月。
いよいよ収穫のときを迎えました!
収穫前の大豆はこんな状態です↓↓
カラッカラです。
いざ収穫です!
・・・ところが重大なミスが発覚しました(;_;)
なんと収穫を待ちきれなかった大豆たちが弾け、豆が地面に落ちてしまいました。。。
作物、自然相手に言い訳はできません。
大豆の乾燥の見極めと収穫の遅れが招いてしまった失敗です。
今日畑に行ってみると、麦が発芽していました。
先週中嶌君の麦畑はすでに発芽しているのに、標高が低い自分の畑は発芽していなかったので心配していましたが、無事発芽しました。
様子からして3日くらいたっているかなと思います。
11月6日、7日に種を撒いた分が発芽していたので、約3週間で発芽しました。
寒くなり朝早起きができないので、23日(土)以降は間近で見ていませんでした。畑は毎日見るべしと思いました。
一昔前までは麦が村内で栽培されていました。私が麦を植えたのも村のかつての姿を見たかったからです。
(千々輪)
夏野菜の収穫以来何もせずにいた大栗の畑ですが、千々輪さんにいろいろ提案いただき、そら豆や麦をまくことができました。
名残のオクラやなすを抜き、マルチをはがし、トウモロコシの茎や草を片付け、空いたスペースのすべてに麦をまきました。白い寒冷紗をかけたところはそら豆です。麦が育ってくる来春には夏野菜や小豆など、あいだに植える予定です。果たしてちゃんと麦が育ってくれるか、見守ります。
香西
6月下旬の種まきから早5か月。
いよいよ大豆の収穫が迫ってきました!
その様子をご覧ください!
乾燥してきたことにより、大豆が莢の大きさよりも小さくなっています。
下の写真と見比べてみれば一目瞭然です!
それでもぱっと見た感じではまだ黄色い枝豆状態です。
前回に引き続き、麦畑ができるまでをご紹介します!
いよいよ草も片付き、畑を耕耘するまでになりました!
今回活躍してくれた相棒がこちら!!
「BULLTRA」と書いてあるので、ブルちゃんと呼ぶことにします(笑)
小回りが利いてとても使いやすいトラクターでした!
お世話になっている方のご厚意で貸していただきました。
この度、タイトルのとおり麦を育てることにしました!
(ちなみに以前の千々輪さんの記事にあるように、どちらがいい麦を育てられるか勝負します!)
なぜ麦なのかといえば、麦はしょうゆづくりには欠かせない原材料だからです。
村内で育てた大豆・麦でしょうゆを仕込む夢への第一歩です!
そんなわけで大豆畑に続いて新たな畑をお借りしました!
しかし、その畑はしばらく使っていなかったそうで、草が勢力拡大していました。
夏場に何度か草刈りをされていたそうですが、やっぱり雑草は強く、すぐに繁茂してしまいます。
畑の様子です。
たじろいでしまいそうな草の量でした・・・
この草のほとんどは「ヒシバ」と言われる種類のものでした。
広がるようにしっかりと根を張る厄介な雑草です。
まずは草刈りをはじめました!
協力隊で手分けしてサツマイモの収穫をしてきました!
もう冬の足音が聞こえてきそうな季節ですが、サツマイモがたくさん穫れました。
このようにマルチ(農業資材の黒ビニール)をはがして、その下にあるサツマイモたちを掘り起こします。
スコップでガツガツ掘るとイモを刺してしまいます・・・
そのため、ある程度の土をよけたら手作業です。
この日は台風一過、快晴でした!
村内で「シモンイモ」という変わったサツマイモが収穫されると聞いて見学に行きました!
「シモンイモ」とは??
別名白サツマイモ。
ブラジルのインディオの秘薬(薬イモ)と言われてきました。
シモンイモの根・葉・茎には人体に必要な微量栄養素がほとんど含まれています。
栄養補助食品として優れ、血液サラサラ効果や生活習慣病予防に効果を発揮します。
[参考:株式会社シモン http://www.simonimo.com/]
などなど、珍しいイモだけにいい効果がたくさんあるようです!
イモを掘ってみました。
サツマイモと違って、根が土深く張っていてなかなか掘れません。
無理して引っ張るとイモが折れてしまうので、発掘作業のように少しずつ少しずつ・・・
いくつか収穫できました!
野原の千々輪です。
お借りしている畑の一つで麦を植えることにしました。植える麦は「農林61号」を選びました。理由はおまんじゅうにすると、とてもおいしいからです。
昔はどこの家でも麦を植え、製粉しうどんやおまんじゅうを作っていたとのことですが、今は農家として麦を植えている人はいないとのこと。
まずは10年間耕作放棄されていた畑を8月に一度草を刈ったものの、草はまた生えてきて、10月までに3回草を刈りをする羽目になりました。
先週16日に3回目の草刈をして、一度草を周りによけました。大家さんも手伝いに来てくれ、小さな耕運機を回し荒く耕すことができました。昨日は雨が降りそうで降らなかったので、溝を掘り始め、約150m(15m×10m)四方で2時間かかりました。
中嶌くんは私の畑より広い面積で、しょうゆのために麦を植えるとのこと。
「麦対決」をして出来栄えを競争することにしました。
毎度大豆でおなじみ、なかじまです!
今日、大豆畑の1カ所を観察に行ってみました。
ここ数日、台風が去っては次の台風の前線の影響などで雨模様の道志村でした。
そのためあまり畑へ行けてなかったのですが、大豆は変化し始めていました!
要注目です!
下の写真は10/6の畑の様子です。
この日は晴れていい天気でした〜
もう枝豆としては終わりにさしかかっていましたが、葉っぱはまだ青々としています。
大豆のなかじまです!
大豆に様子は前回の投稿でご紹介しました。
枝豆は今日も元気です!
さて、今回は順調そうな枝豆の生育を脅かしかねない、カラフルカメムシとの奮闘をお伝えします。
(ムシが嫌いな方はご注意ください!笑)
ある日の畑でのひとコマ。
実が膨らんだ枝豆を観察していると大きめのカメムシが一匹いました。
大豆についてお伝えしているなかじまです!
いよいよ育てた大豆が枝豆になるときを迎えました!!
8月のお盆休みあたりの猛暑、日照りで一時生育が心配されましたが、無事実ってくれました!
そんな大豆(枝豆)の様子です〜
種まき後約90日を迎えた大豆です。
このときは写真のとおり、莢はできていますが豆の膨らみはいまいちでした。
ちゃんと実るのか心配な毎日でした。
大豆のなかじまです!
これまでこのブログでお伝えしていた畑とは違う畑でなんと悪さをするムシの姿が!
すくすく育っていた大豆にも危機が訪れました!!!
写真にムシが登場しますので、ご飯中の方はお気をつけください(笑)
状況をご紹介します。
大豆の葉が食われています・・・。
いったいどんなムシが犯人なのか・・・
なかじまです!
大豆も種まきを終えてからは成長を見守る日々です。
日増しに大きくなっていく様子をみるのは、なんともうれしいことですが、同時に旺盛な草の成長も目に留まります。
種まき後の様子をお伝えします!
約1か月経った畑です。
気温が低い日が多かったせいか、大豆の成長が思わしくありません・・・
草が多くなって、まるで芝生みたいです(笑)
このままでは草を育てる畑になってしまうので、除草します!
小型のトラクター(マメトラ)や草削りなどの農具を使います。
4月25日、大栗の畑をお借りして、協力隊で作物を育てます。一面、ススキに覆われている状態。これから開墾です。
4月25日、鍬を使い少しづつススキを取り除いて行きます。通りがかかったおじさんが話します。「このススキの根はアメリカまで伸びていると、よく言ったもんだ」
なかじまです!!
6月下旬に数回に分けて、大豆の種まきをおこないました!
自分なりに念入りに段取りをして、株間や畝間を計算して種を播いていきます。
それでもなかなかうまくいかなかったり、突然の雨に見舞われたりとやっとこさの種まきでした。
これが今回播く大豆です。種は農協さんにお願いしました。
しろめ大豆という品種だそうです。
(鳥害防止のため忌避剤というものがまぶしてあります)