1/4、道の駅どうしにて[醤油搾りの実演会]を開催しました!
道の駅どうし発足以来、恒例のイベントであった醤油搾り。
しかし、村内最後の醤油搾り職人が3年前に亡くなって以来、イベントの存続が危ぶまれていました。
醤油搾りは単なるイベントというわけではなく、かつて村内のほとんどの家庭がおこなっていたという文化、原風景といえる行事なのです。
お年寄りは皆、醤油搾りの思い出を語ってくれます。
そんななか、私が協力隊としてやりたかった活動がこの醤油搾りの復活でした。
たくさんの思い出があり、「あの醤油の味が忘れられない」と言われる道志村の醤油をまずは自分が食べてみたい!!
それが動機でした。
あれこれ地域の方からの指導や支えがあって、昨年から道の駅での醤油搾りの実演会が再開されました!
私が道志に来て以来、今年で2回目となります。
最初から説明が長くなってしまいましたが、当日の様子をご紹介します!
まずは醤油の素である[もろみ]をお湯で伸ばし、適度な固さにします。
これにキュウリなどをドボッとつけて食べるとそれはそれはおいしいもろきゅうとなります!
次はもろみを布袋に詰めて醤油搾り器のなかに敷き詰めていきます。
手も服も醤油臭いです(笑)
もろみをセットし終えたら、ジャッキで圧搾していきます!
ギリギリと次第に力がかかって…
一番搾り醤油のお目見えです!
勢いよく流れ出てきます。
通りがかりの方は味見して「甘い!」と話していました。
その後おおよその一番搾り醤油がとれたところで、搾ったカスを取り出します。
またそれに水を加えて温め、再度そのもろみを搾って二番搾り醤油をとります。
二番搾りは一番搾りに比べ、色や味が薄くなります。
それでも人によっては二番搾りが好みという方もいました!
一番、二番搾りの醤油を合わせたら最後は火入れです!
これで醤油が長持ちするように煮るのです。
立ち昇る湯気はなんとも香ばしい醤油の匂いを漂わせます!
この香りをうまく表現できないのが悔しいのですが、ずっと嗅いでいたくなるようなとってもいい香りです!!
そして、醤油搾りのお楽しみが【泡漬けづくり】です!!!
浮いてきた泡(アク)をすくって切った大根・ニンジン・ゴボウにかけていきます。
泡によって醤油の浅漬けのような味になります。
搾った醤油でつくるからなのか、絶品の漬け物ができます!
昔はこの泡漬けが楽しみで醤油搾りをやったというくらい、愛される味なのです!
搾った醤油は道の駅でのイベントで使用されたり、お買い物のお客さん向けの特典として使われます!
手づくりの醤油を味わいにきてください!
こうして2015年は醤油搾りからはじまりました!
当日にお力添えいただいたみなさん、どうもありがとうございました。
今後も道志村の醤油づくりをたくさんの方にお伝えできるように活動していきたいと思います!
最後にはなりますが、本年も道志村地域おこし協力隊をどうぞよろしくお願い致します。
文:なかじま[来週は消防団の出初式に成人式と行事が盛りだくさんの1月です!]
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