今年で5回目を迎えた「道志村トレイルレース」をご存知でしょうか??
トレイルレースは登山道を駆け抜けるレースのことです。
山道ならではの上りや下りの勾配がコースであり、様々な自然の景色を味わえるのが魅力です。
道志村では総距離41.3km(10時間制限)のロングコース、20.2km(6時間制限)のハーフコースの2種類がおこなわれています。
今年5月に開催された第5回大会は約1000人の参加者が集まり、たくさんの方が厳しい山道に挑戦していました。
《参考URL》
・神奈川県・山梨東部トレイルラン連絡協議会[http://www.k-y-trail.com/doushi/]
・東洋経済オンライン[http://toyokeizai.net/articles/-/24104]
↑道志村のトレイルレースが紹介されています!
今回は、来年開催予定の第6回トレイルレースの下見に同行してきました!
私なかじまは、道坂峠〜山伏峠というの約10kmの区間を歩いてきました。
道坂峠の旧道です。
現在は塞がれています。
遺跡のようになんだか趣を感じます。
写真右側にあるパイプはなにかというと・・・
水が勢いよく流れていました。
山からの清水を引いてきているようで、ここで喉を潤します。
道志村は水に恵まれているところだと改めて感じます。
さあ山に登ります!
最初に目に入ったのが下の写真のような林です。
地面には草も生えておらず、木には枯れた枝がついたままになっています。
これは近年日本の森林の課題となっている間伐されていない木々です。
人の手によって植林されたにもかかわらず、その後の整備がおこなわれないことで木は細くて弱々しくなっています。
また込み合った木によって林内に日差しが入らず、広葉樹や草類が生えることができません。
これでは大雨のたびに土が流失し、弱々しい木は山崩れ起こしてしまいます。
なにより見ていて寂しい気持ちになるような光景です。
なんとか手をかけて道志の森を元気にしていきたいものです。
細い木々の間を歩いていきます。
今回の下見はレースコースの安全確保のための支障木(コースに邪魔、危険な倒木)の撤去と案内板の設置をおこないます。
少し歩くと古い案内板が現れました。
見にくいですが、「御正体山」とあります。
レース参加者が道に迷わないように案内板を取り付けました。
そしてひたすら山の尾根沿いを歩いていきます。
山の紅葉はもう終わりのようでしたが、いい気持ちでした。
遠くに家々が見えました!
曇り空のためはっきりとは見えません・・・
普段は見上げる山々と同じ目線になったことで、自分の立つ場所の高さを感じます。
しばらくすると雨が降り出してきました(´д`)
風も吹いてモヤも出てきて・・・
山の天気は変わりやすいです。
ここからがトレイルレースのコースで最も難所だという登りの始まりでした・・・
御正体山の山頂まで登り続きです。
山を登っているせいで体は冷えを感じませんでした!
むしろ暑いくらいでした。さすがは山登り、少々ハードです。
休憩を挟んだりしながらまた登ります。
難所を登りきって御正体山山頂到着です!
1682m!山梨百名山のひとつに登頂できました\(^o^)/
山頂から長い下りのあとは鉄塔広場といわれるところにやってきました。
たしかに広場のようにきれいな場所になっています。
鉄塔広場から富士吉田方面を望みます。
本来ならきれいな富士山が拝めるはずだったのに・・・
うーん残念(;_;)
御正体山を下り、今回のゴールである山伏峠が近くなってきました。
写真にある石割山は道志村のお隣、山中湖村になります。
登山道がわかりにくいポイントなので「山伏峠はこっち!」と案内板を設置します。
ゴールに向かって下っていきます!
雨が降っているのもあって足下が滑りやすい( ´△`)
それでも足取りは軽く、ランニングしながら進んでいきます。
たまに現れる支障木をのこぎりで切ってコースからよけます。
太い木は切るのもよけるのも案外大変でした。
折れかけた木は木に登って切ったり、長い木は何等分かにバラします。
台風や雪のあとは倒木も多いそうです。
そしてスタートから約3時間30分。
ゴールの山伏峠に到着しました!・・・写真を取り忘れました(ノД`)
雨のなかの登山のため、上着はビッチョビチョ上着のなかは汗かいてました。
そのあとの車のなかのあったかさにとってもほっとしたのでした。
こうして無事トレイルレースのコース下見を終えました。
山間地にいながら普段山に登らなかったので、新鮮な体験でした。
今度は雨が降っていない景色がよく見える日に登りたいなぁと思います!
来年初夏。道志村トレイルレースへの参加をお待ちしています!(←気が早いですね 笑)
文:なかじま[山で食べたカロリーメイト。あんなにおいしいなんて知りませんでした!]
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