前回に引き続き、麦畑ができるまでをご紹介します!
いよいよ草も片付き、畑を耕耘するまでになりました!
今回活躍してくれた相棒がこちら!!
「BULLTRA」と書いてあるので、ブルちゃんと呼ぶことにします(笑)
小回りが利いてとても使いやすいトラクターでした!
お世話になっている方のご厚意で貸していただきました。
早速ブルちゃんに乗り込み耕耘開始です!
耕耘の深さを調整しながら、どんどん耕していきます。
トラクターといえど、運転は遊園地のゴーカートみたいなものでした!
急なカーブはうまく曲がれず、耕耘にもムラができるのでうずまき状に進めていきます。
どういった順序で畑全体を耕すのか。頭を使いました。
よく見かけるきれいに耕耘された畑はどのようにトラクターを操っているのか・・・。
研究が必要だと感じました。
30分ほどで耕し終わりました。
機械はすごい!
残っていた草の根っこは抜け、土は細かく砕かれてふかふかになりました。
これで遊休地から畑が帰ってきました。
上手とは言えない耕耘の仕方ではありますが、手探りながらやったにしてはまずます。
自分のなかでは及第点とします。
畑をやる上では機械の使い方も学ねば!と思いました。
耕耘後のブルちゃんはというと・・・泥だらけ(ノД`)
爪には枯れた草が絡み付いています。
これらを落とすのが思ったより大変でした・・・
日を改め、今度は畑の整地作業です。
耕耘によって少々の凹凸ができてしまったので平坦にしていきます。
地味な作業ですが、このあとの種まきのやりやすさにかかわるのでがんばります!
写真は整地作業前の様子↓
土をならすだけで数時間・・・
腰が少々悲鳴をあげながらもなんとか終えました('A`)
整地後の様子です↓
なんとなく平らになりました!
これでやっと麦播きができます。
今回播く麦がこちら!
大学時からお世話になっている道志村のお隣、都留市の農家さんから譲っていただきました!
どうやって麦を播いていくかというと、「ごんべえ」という播種機を使います。
「ごんべえ」は以前の記事である、大豆の種まきのときにも登場しています。
写真のとおり単車のような構造で、タイヤが回るのを動力に種が土に落ちていく仕組みです。
シンプルな機械ですが、いろいろな機能があります。
写真では見えませんが、前輪の後ろには種の播きみぞを掘る鉄製の金具があり、その後ろには種に土を被せる突起がついてます。
後輪は突起によって土が被せられたあとに、種が出てこないように押し固める役割をしています。
押して進めるだけでしっかり種が播ける便利な道具です。
ただ使い方や整地が悪いと・・・
曲がって種を播いてしまったり、種を無駄に土にこぼしてしまいます。
その失敗を身をもって知りました。
ヒモに沿ってごんべえを押していくだけですが、力加減がわからずにまばらでクネクネと曲がって種を播いてしまいました。
また、草の残さが播きみぞを掘る金具にくっつき、押しても進まず、力任せに押したら横転して種がドバッとこぼれました(;_;)
便利なはずの機械も、使い方や要領がわからなければ苦労するんだなぁとしみじみ感じました。
それでも数をこなすとだんだんと手慣れてきました。
ごんべえのガイドとなるヒモの理想的な高さがわかったり、力をかけるときの手足の位置が決まってきました。
後半は快調に種まきできました。
結局、1日では麦播きを終えられず、2日かかりました。
作業後はこんな感じです!
まだ芽が出ていないので、麦が植わっている感じがしません。
それでも数日後には発芽し、一面に緑色が見られるのもそう遠くないはずです。
なんとかここまで来ることができました!
前回の記事を通して、遊休地の開墾から麦播きの様子をご紹介しました。
自己満足ではありますが、自分の作業によってみるみる畑の風景が変わっていくのはなんとも気持ちのいいものでした。
畑の地主さんにも喜んでいただき、自分のやりたいことがだれかのためになったような気がしてとてもうれしかったです。
これで麦の栽培はやっとスタートラインに立ちました。
冬は雑草が生える心配が少ない分、寒空になか麦の成長に欠かせない麦踏みなどの作業が待っています。
来年の6月ごろ、実りある収穫ができることを祈って麦を見守っていきます!
・・・それとシカさんに食べられないことも願って…
文:なかじま[シカ対策のための電気柵を探している今日このごろです!結構高価( ´△`)]
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