10月25日〜27日、岐阜県郡上市で「狩猟サミット」が開かれました。全国から狩猟に関わる人・関心のある人たち総勢150名が集まりました。狩猟にまつわってどんな人が関心をもち、どんな活動をしているのか? 知りたくて参加しました。皮の活かし方やなめし方について勉強するのも目的です。
一日目のプログラムは、
『ぼくは猟師になった』の著者千松信也さんの講演、
参加者による事例発表会(①けもかわプロジェクト、②アフリカで狩る、③松下皮算用プロジェクト、④エゾシカの狩猟管理は可能か?、⑤中部ESD拠点の取り組み)、
岐阜産のシカを使用したディナー、交流会 でした。
サミットの会場には、持ち寄りの資料コーナーや毛皮などの展示がありました。
二日目のプログラムは、三つの分科会です。
①「これからの狩猟文化継承戦略」大日本猟友会広報担当石崎英治氏
②「ニッポンの狩猟界を救え、ハンター女子宣言!」女性ハンティングネットワーク松浦友紀子氏
③「骨彫る彫刻家と笛吹く猟師」橋本雅也氏、瀬戸祐介氏
に参加しました。
②では、たくさんの女性ハンターが参加していました。全国の狩猟者に対する女性の割合は0.75%ですが、サミットの参加者の3割が女性でした。また、狩猟者全体数は減っているなか、女性ハンターの割合は増えているとのこと。
③では、オカリナとフルートの演奏と朗読、皮のなめしかたや弓や槍の体験など。鉄砲とわなや網以外に、弓矢による狩猟があることを知りました。
昼食のおべんとう。
シカ肉のしゃぶしゃぶ、アマゴの白煮、ししご飯、大根の間引き菜としいたけとしらすの炒め、山菜の煮浸し、柿、大学芋。おいしかったです。
シカの解体実演。
分科会③「骨彫る彫刻家と笛吹く猟師」
イノシシの丸焼き。
三日目は参加者企画の分科会です。
「皮革ミーティング」に参加しました。滋賀県米原の地域おこし協力隊による、シカ革パスケースづくりとシカ革の活用方法を考える会です。
誰をターゲットにどんな商品ができるか? いろいろなアイデアが出ました。なめさない皮を活かした案もでました。
皮なめしの方法について詳しく知ることができたこと、皮なめしを実際にやっている人や興味を持つ人、皮を使って何かしたいさまざまな人に出会えたことが今回の収穫でした。
皮を利用した地域おこし、仕事おこしに取り組む協力隊が全国にいます。
その取り組みに少しずつ学んでいきたいです。
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