山梨県の東南端に位置し、『道志七里』と呼ばれる木の葉のような形をした村です。
急峻な山々と豊かな自然、そこから葉脈のように流れ出る美しい水が自慢です。
道志村は横浜市の水源となっていて、その上下流交流は100年の歴史があります。
そんな道志村での活動の様子や日々の出来事をブログでご紹介します!
今日が最後の村役場への出勤日になりました。時期がずれて着任した第一期の協力隊5名はこれで全員卒業となります。
5名のうち、3名が引き続き村に住み、1名が仕事は横浜となりましたが道志と関わりがある会社なので、横浜と道志に住まいを持ち行ったり来たり、1名が村を出ました。
本当に沢山の方々にお世話になりここまで仕事ができ、生活ができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
この村に来た理由を考えてみると、根源的には「命の選択」だったと思います。そしてれからも私のキーワードは写真の通り「命」です。分かるかな~
(千々輪)
今年は道志村の山林を水源林として横浜市が取得してから100周年に当たり、昨日記念式典が本村で開催されました。
林市長、長田村長の記念植樹や、ご覧の石碑の除幕式などがありました。
私はあいにく村外にいたのですが、村役場や関係者の方々は当日雨模様だったこともあり大変だったと思います。
飲水思源(いんすいしげん)は「水を飲む者は、その源に思いを致せ。」という意味だそうです。
お蚕様は「まゆ」になりました。
ありあわせの段ボールで作っておいた蚕の枠ですが、思ったように一匹ずつ入ってくれず、一つの枠に二匹入ってしまいました。
第一期協力隊の三年間は、蚕でいえば「まゆ」作りの段階だったと思います。
さて、このブログですが8月12日をもって解約しましたので、もうすぐ最後の投稿になります。
(千々輪)
昨日、第一期協力隊の大野さんが設立した会社「リトル・トリー」の設立を祝う会が開催されました。
子供を含め30人くらい集まったでしょうか。
大野さんがネイティブアメリカン(インディアン)の少年の物語である小説「リトル・トリー」に出会ったのは高校生の時とのこと。大学院でネイティブインディアンの研究をして、実際に現地にも行っていたのですから、筋金入りです。
大野さんの道志村の生活第二ステージがいよいよ本格始動、私も負けておられんという思いです。
なお、妻は写真のようにお祝いのクッキーを焼きましたが、出かけようと準備をしている時に子供が顔を含め4か所をハチに刺されてしまい、あまりに痛がるので急きょ家族全員で富士吉田の病院に行きました。
お祝いの会には村に帰ってきて、私だけ2次会から参加させてもらいました。休日診療はどうしても村外になるので、改めて家族の健康管理について考えさせられました。
(千々輪)
我家に「お蚕様」がやってきました。
子供たちが みなもと体験館 に行ったところ飼っており、興味を持って見ていたらご厚意で分けて頂いたものです。
大家さんに見せたところ、「これはもう4回脱皮しているわね。もうすぐまゆを作るね。」とのこと。
道志手帖6号(2014年秋号)で特集した内容ですが、実際に蚕を飼うのは初めてで、ここから絹ができるなんて不思議そのものです。
食欲旺盛で、夜中でも食べてます。
かつて、家の二階、三階をすべて使い飼われていたというのですからその世話は大変だったなと改めて感じます。
(千々輪)
新しい協力隊の抱井さんが取り組んでいる養蜂で、このたび見事に蜂蜜ができました。
パンに塗るのはもちろん、非熱処理のため妻が酵母を起こしてパンを作ったところ、蜂蜜の甘い香りがするパンができました。
我家はマクロビを信奉していますが、かつて私はニュージーランドのマヌカハニー(MANUKA HUNNY)を喜んで食べるほどの蜂蜜が好きでしたから、このおいしさは分かります。安価な市販品に比べると本物の濃い味がしました。
夏休みに遊びに来る友人への土産にします。
(千々輪)
今年の稲は水受難、シカ受難です。
水が少ないので昼間に枯れてしまうことがあります。畦をきちんと塗らないからだと、近所の方からは言われます。確かにきちんと畦を塗った地主様の田圃は水が抜けていません。う~ん。
それに加えて、シカが田んぼに入り夜中に歩き回って、つまみ食いしてます。ご覧のとおり縦横無尽に歩いてます。
足跡を追うと、見事にシカ柵を乗り越えていました。シカ柵を張りなおすために周りの藪や小枝を切ったので、逆に歩きやすくなったようです。
(千々輪)
馬耕イベント「はたらく馬と過ごす一日」 無事終わりました。
体験した方々からは、「思いのほか楽に耕うんできた」「貴重な体験だった」「馬は力強かった」「トラクターと違い静かな音だった」等の感想がありました。
地域の皆様のご協力がなければ成立しなかった催しものでした。感謝感謝です。
これからここでクレソンを育てます。
(千々輪)
本日の山梨日日新聞にも掲載され、同社のネット記事でも昨日早々に記事が載りました。
http://www.sannichi.co.jp/article/2016/06/19/80041675
久保の田んぼの畦にシカの足跡があったので、嫌な予感がしたいたのですが、今日確認したところ中を歩き回り、何本かの稲を食べていました。
写真のちょうどハサミで切ったような跡がシカが食べた証拠です。
踏み倒されたいたものもありました。
足跡からすると、小型の若いシカと思われます。
香西さんに時間を作ってもらって罠をしかけてもらいましょ。
(千々輪
道の駅の裏にある河童の石像です。昨夜からの雨で喜んでいる感じです。めずらしくこのあたりの水も濁っていました。
次の日曜日はアユの解禁、そして馬耕体験の日です。きっと晴れるでしょう。
(千々輪)
道志村の神奈川県・相模原からの入り口である月夜野。今ここを時間を作って歩いています。
県境の両国橋を渡ったところにある民宿・湯川屋(両国橋キャンプ場)の先には七里太鼓をあしらったオブジェがあります。
この先の急坂は超急カーブなの走行注意です。
(千々輪)
6月19日(日) 「はたらく馬と過ごす一日」と題して、道志村で馬耕のイベントを行います。
私が取り組みたかったことの一つです。めったにない馬耕体験ができるチャンス。
これを見て、興味を持った方は村内外を問わず、ぜひご参加ください。お待ちしています。
概要は以下の通りです。
なお、写真は約七十年前、昭和三十年ごろの道志村での風景です。
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【日程】6月19日(日)
【場所】道志村下 善之木 クレソン圃場
村外からお車でお越しの方は、道志村下善ノ木10319で検索下さい
【スケジュール】
10:00 受付開始 馬とのふれあい
11:00 馬耕(11:00~12:00 荒おこし 10名)
12:00 昼休み
13:30 馬耕(13:30~14:30 代かき 10名)
15:00 終了
任期最後になりましたが、この成否で今後の私の生活が決まると言っても過言ではありません。
ナチュラルハイで巨大な竹のブランコが出現しました!
道志の竹を使っています。組み立てたのは高橋素晴さん。かつて史上最年少14歳で太平洋をヨットで横断した方とのこと。
私たち協力隊は近くにいたので組み立てを手伝いました。
協力隊OBの大野さんは素晴さんに組み立て方を聞いて、いつか自分でも組み立てる気まんまんです。
(千々輪)
昨年度、道志村を含む南都留郡の間伐材を利用した商品開発に係っていました。
その商品が来月より「森のプレートセット」として販売されることになり、本日その製造工程を富士吉田市にある遠山木工所に見学に行きました。
上段左から二番目は含水率を測っています。バラツキがあり、規定以上のものは材木を挽いた業者に返品だとのこと。下段は左が磨き、真ん中が塗装工程です。いずれも丁寧な仕事ぶりで本当に人の手がかかっていると感じました。
意外だったのは、素材となるスギは柔らかいので加工しやすいと思っていたのですが、逆に柔らかい故に粗削りしてから滑らかな曲面を削る二つの工程になっていたことです。
なお、下段右端がパッケージですが、この鹿のイラストは私の作品です。
(千々輪)
Natural Highの準備で道志の森キャンプ場に行ってきました。とても良い天気で風も気持ちよく、主催者の方も朝から何度も「いいね~」としみじみ言っていました。
池にも水が入れられ、着々と準備が進んでいます。
人口約1700人の村に1000人の人がやってくる、トレイルレース。今回で八回目を数えます。
この村の一大イベントの手伝いも私は今回が最後、新らしい協力隊の3人は最初となります。
村の観光協会、体育協会や猟友会等、村中の団が協力し成り立っています。
我々協力隊員にとっては、多くの村の方々と知り合える絶好の機会です。
私が任期一年目から取り組んでいる田んぼにシカが侵入するようになりました。周辺の低木の剪定や草刈をしっかりするようになったこともありますが、足跡をたどるとかつて設置された鹿柵が土に埋もれていました。
一昨日その柵を直し、直せない場所は新たに設置しました。今朝確認したところ、幸いにも食い破られていませんでした。
実は国道沿いで久保の売店の近くということもあり、古い柵が設置されていた林の中には自然に帰らないゴミが多くそれを上げるのも大変で、汗だくの一日でした。(千々輪)
高尾の森で開催された「はたらく馬フェス」に行ってきました。
実は6月19日(日)に私が村内で借りた田んぼで馬耕をしようと企画しています。私がこの村で打つ最後のイベントとなります。今回はその下見を兼ねての参加です。
一番右下の写真は第三回全国馬耕大会に参加した様子です。エントリーに枠があり私も最後に参加させてもらいました。残念ながら決勝トーナメントには参加できませんでしたが、貴重な体験でした。(千々輪
道志村、久保から大室山方面を写した風景です。
大室指の民家と下にチラリと道志川が映っています。
みなもと体験館の人気イベント、山菜採りの手伝いに行ってきました。
今朝ほどまで雨が降っており、キャンセルした方、渋滞で午後に振り替えた方もいました。参加者の皆さんにはこの場所でワラビを採り、別の場所で竹の子を掘ってもらいました。
この日はとても暑い日でTシャツ一枚でも十分で、ビールが欲しくなるほどでした。なお、今日から5月8日まで、横浜・赤レンガでビールのイベントをやっています。昨年度まで協力隊だった中嶌君がビールを必死に売っているので、このブログを見たビール好きの横浜市民の方はぜひ!(千々輪)
http://www.yokohama-akarenga.jp/event/index
約1800人の村に1000人以上の参加者が来る、Natural Highというフェス(音楽イベント)が来月21日(土)、22日(日)に道志の森キャンプ場で開催されます。今年は規模縮小と聞いていましたがすでに入場券は400枚売れたそうです。http://naturalhigh.jp/2016/
出演者は以下の通りですが、テンダーさんの名前を見つけました。この人が書いた「わがや電力」という小冊子を友人から紹介され読み、彼を紹介するテレビ番組を見て、その生き方に興味を持ちました。ぜひお話しを聞きたいと思っています。
なお、道志村のブースを昨年同様展開しますので、ぜひご来場ください。
〈出演者〉
トリプル NICOL`S
(C.W.ニコル、D.W.ニコルズ、C.W.ニコルBAND)
OKI fromアイヌモシリ(DUB AINU BAND)
GASTONE & famiglia(from Germany)
AUTO&Friends
CARIBBEAN DANDY
LOS CABRONES (aka EKD)
シェルパ斉藤
長野修平
テンダー/小崎裕太
工藤真工from熊本サイハテ
谷崎テトラ
R-LABO
都留環境フォーラム
森のシンガーソングライター山田証
日本環境教育フォーラム
Be-Nature School
NatcuFes
& more !!
本村の最高峰である御正体山に登ってきました。
本村の一大イベントであるトレイルレースの下見で都留に抜ける道坂トンネルから登り始め、山伏峠までを観光協会の方と行きました。新しい協力隊3人のうち鳥澤さんと抱井さんが参加可能とのことで協力してもらいました。私は右腕が腱鞘炎で、まだ治っていないため、道にかかる枝を切ってくれたり、助かりました。
下見は雨と決まっていたのですが、この日はめずらしく晴天。富士山もよく見えました。
二人には今度道志村の芋焼酎「御正体山(みしょうたいさん)」を飲んでもらいましょ。
(千々輪)
ツツジの花も見ごろを迎えています。
かつて村のあちこちに沢山咲いていたのですが、盆栽でツツジブームがあった頃、無断で採っていかれれたり、地主さんが気前よくあげたりしたそうで、昔より少なくなったと聞きました。(千々輪)
昨日は曇り時々雨、今日は朝から雨模様で、桜の良い写真が撮れません。
おととい晴天の時にいくつかとりましたので披露させて頂きます。
【一段目】 月夜野、久保(みなもと体験館付近)
【二段目】 大渡、大室指(七滝荘上)
【三段目】 竹之本、和出村(道志の湯付近)